宮本佳林のファンになった瞬間
宮本佳林は天才かも、と思った。
先日、Juice=Juiceのメジャーデビュー決定が発表された。当初はメンバーの増減という話もあったが、最初に選抜された6人がそのままJuice=Juiceの正式メンバーになった。誰一人欠けることなくスタートできることが決まり、とても嬉しく思う。
メンバーの一人である宮本佳林は、2008年11月にハロプロエッグに加入した。6人のメンバーの中では、Hello! Projectにいる時間が一番長く、その時間の中で、モーニング娘。やスマイレージのオーディションを何度も受けてきた。しかし、メンバーに選ばれることはなかった。悔しい思いをたくさんしてきたことだろう。
遠目ではあるがその過程を見てきたことで、ファンとしての思い入れが強くなってしまうことは、置いておくとして。
自分が宮本佳林のファンになった瞬間を、はっきりと覚えている。“瞬間”というと大げさに聞こえるかもしれないが、その感情が生まれたのがまさに一瞬だったので、そう表現する。
それは、2010年公開の映画『星砂の島のちいさな天使 ~マーメイドスマイル~』の中で訪れた。役名は矢野口遥。東京から島に来た転校生で、笑顔をまったく見せない役どころ。台詞はなく、動きと表情だけで、そんな笑顔のない矢野口遥を、佳林は演じてみせた。その表情がとにかく素晴らしかった。一目惚れと言うに等しいだろう。宮本佳林は天才かも。そう思った瞬間でもある。
その後矢野口遥は、島の人たちと一緒に過ごすことで、笑顔を取り戻す。
そんな明るく笑った宮本佳林も、もちろん素敵だ。この先、笑顔いっぱいの佳林にたくさん出会えっていければいいなと思う。
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